セカンドライフを楽しめ! 

国際結婚、英語、子育て、仕事を経た私の、華麗なる?人生第2章 munchkins’ blog #2

お礼、言われるためにやっているわけではないけれど。

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最強さんから引き継いだ曜日で、夕方個人レッスンの小学生の女の子がいる。

 

最強さんとは、数ヶ月前にスクールを辞めた従業員のことで、彼女のことはまだ書ききれていない。

その名の通り、最強過ぎて(笑)。。

 

今日話したいのはその最強さんではなく、かつて彼女が担当していた曜日に通う小学3年生の女の子の話。

札幌から転校してきたという彼女、背が高く実際の年齢より2学年は上に見えるだろうか。。

いつも1人でレッスンにやって来て、終わるとまた1人で帰って行く。

とは言え、何度も言うが彼女は小学3年生。レッスンの終わりは6時半過ぎ。冬ともなれば真っ暗だ。

 

おうち、近いの?

 

ううん。

 

おうちの人、誰かお迎えに来てるの?

 

下に、駅の方にお母さんが車で来てる。

 

彼女のレッスンが終わり次の生徒さんが来るまでの間、約5分。

誰に頼まれたわけでもないけれど、心配で、いつも一緒にビルの下まで降り、彼女が車に乗り込むところまでを見届けてからスクールに戻っている。

 

お父さんの時もある。

 

通り過ぎる車の助手席から、彼女に手を振られることは何度もあるが、運転席の保護者からは1度も「こんにちは」や「ありがとう」のお辞儀をされたことはない。

 

別に、お礼を言われるためにやっているわけではないけれど、せめて「こんにちは」ぐらいは欲しいものである。

 

そんなある日、小学生の彼女が予定よりも1時間も早くスクールにやって来た。また、いつものようにたった1人で。。

 

10分程度であれば、宿題をチェックしたり、ちょっとした雑談でもしていれば優に過ぎていく時間であるが、1時間はさすがに、まずあり得ない。

 

どうしたの?レッスンまでまだ随分時間があるよ。

時計を見て、彼女もまたビックリした様子。

 

今日皮膚科に行って、そこから来たの。なんか早く終わったみたい。

 

困ったな、私もお仕事があるし、1回お母さんに電話しようか。

 

電話をかけると、何やらひそひそ話のように話すので、

ごめんなさい。お仕事中でしたか?と尋ねるもいいえと答える。

 

まだレッスンまで軽く1時間はあることを伝えると、申し訳ありませんが、そこで待たせて下さいと。。

てっきり、すぐ迎えに行きますと言ってくれるとばかり思っていたので、完全に面食らってしまった。

 

あ、ごめんなさい。職員がたくさんいるわけではないので、〇〇ちゃんをずっとみてあげることができないんですね。何かあっても大変ですし、、

 

あの、別にみてくれなくて構いませんので。

 

え?あの、、

 

確かに小学3年生にもなれば、スクールに1人でいて怪我をするとか、何かある年齢ではないとは思うが、私がお母さんに伝えたいのはそこではなくて、

 

迷惑はかけませんので。おとなしく座ってるよう伝えるので。

 

この人は、小学生の子どもが本やゲームもなしにたった1人で1時間、おとなしく座っていられると本気で信じているのだろうか。。

 

分かりました。じゃあ帰して下さい。行き帰りで往復、40分はかかりますけど。

 

迎えに来るの、そんなに難しいのかな?今思えばそうハッキリ聞けば良かったのだけど。。

そうすれば、私も無駄にイラッとすることもなかったのに。

 

分かりました。では申し訳ありませんが、そうさせてもらいますね。

 

それ、本人が望んでいるんですか?

 

ダメだこりゃ。。

〇〇ちゃんとお話になりますか?

彼女がこのままスクールに残るのは、誰が見ても明らかだった。