commanding
言われても仕方ないよなぁ。。
ただ1つ "please"を付けるだけでいいのに。
週に2回、個人レッスンを受けているSさん。50代半ば、だったかなぁ。ビジネス英語の上級クラスだ。
いつもレッスンの15分ほど前にスクールに到着し、何やら仕事の続きをしている時もあれば、レッスンの準備(予習または復習)をしている時もある。とても忙しそうだ。
レッスンが終わるといつも足早に去って行くSさんを気遣って、時間には少し早いけど始めましょうか?とまだ前のレッスンが終わったばかりだというのに、若い講師が声をかける。
その時のSさんの返事の大半が、
"Wait."✋
この一言に、まだ30に届くか届かないかの講師の心はいつもへし折られている😭
悪気がないのは分かっている。
本人は『あ、ちょっと待って!』と言っているつもりなんだろう。
http://munchkins.hatenablog.com/entry/what's_the_magic_word?
でも、この記事でも言ったけど、
beef or chicken?
チキンとビーフ、どちらがよろしいですか?
"Chiken."
チキンで。
Tea or coffee?
コーヒーで。
この答え方、余程仏頂面でぶっきら棒に答えない限り、日本ではまず相手の気を悪くすることはない。
それが日本語なら、ね。
でも、英語ではそうはいかない。
"Chicken, please." / "Coffee, please."
相手に敬意や感謝の気持ちを表さないと。
Wait! だけではあまりにぶっきら棒で、冒頭のcommandingと言われてしまっても仕方がない。
以来、先生、準備ができてるので、Sさんのタイミングでお入り下さいね。と私の方から1つ声をかける様にしている。まるで息子のような年頃の講師の、繊細な心を守るため(笑)
日常会話にさほど問題がないからとビジネス英語を学んでいるSさん。
そんな彼だからこそ知っておいて欲しかった、相手を敬う心だとかちょとしたマナーを。
『あ、ちょっと待って!』
Sさんならその続きも言えるはず。
これだけ(メール)送りたいから。とか、このページまでやりたいから。とか、後2分⏰頂戴、等々。。
言えば、少しは誤解も解けるはず。
でなかったら、せめて
"Wait a moment, please."